2011年11月8日火曜日

SEO対策の基本

Webサイトへユーザーを呼び込むには、検索エンジンの存在が欠かせません。新たにサイトを構築するときには、検索エンジンを意識する必要があります。完成後に検索エンジンのことを考えるのではなく、制作前からSEO(検索エンジン最適化)を考慮したサイト設計が大切です。
  
SEOの内部対策と評価の基準
  
 検索エンジンのロボット(クローラー)は、人間のようにWebページを視覚的に捉えるのではなく、Webページに含まれるテキスト情報を収集して、どのような情報を提供しているページかを評価します。この評価を上げる作業が、SEOの「内部対策」です。
  
 内部対策では、Webサイトを訪れたユーザーに対して、求めている情報をスムーズに提供できているかが評価の基準となります。ユーザーが情報を取得しにくいWebサイトは、検索エンジンからの評価が悪くなります。検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに関連するさまざまなWebページの中から、ユーザーにとってより「有益な情報を提供している」であろう優秀なページを上位に表示します。

内部対策の基本ポイント
  
 内部対策の基本は、HTMLタグの最適化です。中でも「title」「meta description」「meta keywords」「h1」の4つのタグは、サイトの基本情報を示すタグであり、最適な状態にしなければなりません。
  
 titleタグは、Webページの名称を表すもっとも重要なタグです。検索対象としたいキーワードをタイトルの先頭に配置し、このページがどんな情報を提供しているのかを検索エンジンにアピールします。
  
 meta descriptionタグには、検索結果ページに表示される説明文を記述します。説明文はユーザーの目に留まるので、検索エンジンだけでなく、ページへの誘導にもつながる重要なタグです。一方、meta keywordsタグは、もともとWebページに関するキーワードを検索エンジンに明示するためのタグですが、以前に比べ重要度は低くなっています。SEOの大きな効果は期待できませんが、サイトに関連するキーワードを複数アピールする際には有効な手段と考えられています。h1タグはページ内の見出しとなる部分で、重要度によってh1からh6まで6種類があります。titleタグなど、他のタグとテキストが重複しないように適度にキーワードを配置するとよいでしょう。
  
 タグの最適化以外にも、キーワードの含有率やXMLサイトマップの設置、URLの正規化、SEO対象サイトのコンテンツが他サイトや他ページと重複していないかなど、サイト内部を最適化する方法は多数ありますが、基本はあくまでもユーザーが求める情報を迅速に提供することにあります。ユーザビリティを向上することが成功につながると言えます。

 
外部対策の成功は良質な被リンクがカギ
  
 検索エンジンは、サイトを評価するにあたって「良質なWebサイトから多くのリンクを受けているWebサイトは、人気のある(もしくは重要な)サイトである」といった基準を定めています。そのため、狙ったキーワードで検索結果の上位に表示されるには、外部のさまざまなWebサイトからリンクをされていることが必須です。
  
 ただし、単に数多くのWebサイトからリンクされていれば、検索結果の上位に表示されるわけではありません。SEOの対象となるサイトをリンクしている(被リンクとなる)「リンク元サイト」自体の評価も重要です。
  


良質な被リンクの条件
  
 リンク元サイトの評価基準はさまざまで、各検索エンジンごとに異なりますが、
基本的には次のようなサイトが高く評価されると言われています。
 
  •  まず、「情報が更新されているサイト」です。サイトが何カ月も更新されていないサイトは、検索エンジンからの評価が低くなります。
  • 次に、「年齢を重ねているサイト」が挙げられます。検索エンジンは、運営期間が長いサイトを、情報が蓄積されていてユーザーから信頼されていると判断しています。できたばかりのサイトより、一定の運営実績を持つサイトを評価しています。
 
  •  また、同一ドメイン下にある複数のページからリンクを受けるよりも、異なるIPやドメインのサイトからのリンクを集めるほうが評価は高くなります。もちろん、SEOの対象となるサイトとリンク元サイトの関連性が高いことも重要です。
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  •  最後に、「リンク元サイト自体が良質なリンクを多く受けているサイト」が挙げられます。すでに検索エンジンが認めたサイトからリンクを受けているサイトは、検索エンジンから評価されやすいサイトであると言ってよいでしょう。
 
 外部対策では、時間をかけ、優良な被リンクを少しずつ自然に増やしていくのが王道です。しかし、優良な被リンクを増やすことは簡単ではありませんし、検索結果に反映されるまでには時間がかかります。場合によっては、SEOの専門業者へ相談することも選択肢の1つと言えるでしょう。
 
このようなことからも、以前と比べて、検索エンジンの進化に伴い、よりシビアにサイトを評価基準になりつつあります。特に、サイト年齢や更新頻度は重要で放置している限りサイトへ検索エンジンは呼び込めません。そう簡単に上位表示をさせてもらえませんが、地道にがんばりましょう。また、ニッチキーワードを探して、ランディングページをつくることも効果的です。

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